2009年12月10日
カワウの特徴
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸など広い範囲に分布する。日本には本州と九州に繁殖地があり、留鳥として生息する。青森県では夏鳥として繁殖。
日本では環境悪化により一時生息数を大幅に減らしたが、1970年代以降、公害規制による河川水質の向上で餌となる魚が増え、その数は飛躍的に増加した。
もともと河川の中下流域を生息域とする鳥だが、近年は本種の主なエサであるコイなどが、人の手による無計画な放流により上流域にも生息するようになったので、本種もまた山間部など上流域に進出している。
分布拡大による問題点
カワウは営巣時、生木の枝を折り取るため、コロニーでは樹木の枯死が広範囲にわたって起こることが多い。また、多量の糞によりコロニーや採餌場所では水質・土壌汚染、悪臭、景観の悪化など招く。日本の大コロニーとしては、不忍池や琵琶湖の竹生島が知られているが、後者は1983年の生息確認から、わずか10年近くで3万頭を数えるまでに拡大したことで注目を集めている。竹生島のコロニーからは、若い個体が日本各地へ巣立ちをしており、中には九州にまで到達した個体も確認されている。こうした生息域の広がりは、地域固有の環境を破壊したり、漁協などによって人為的に放流されたアユやアマゴなどの漁業被害を与えるなど深刻な状況となっている。
2007年3月、環境省は鳥獣保護法に基づく狩猟対象にする方針を決め、2007年6月1日以降には狩猟鳥となり、狩猟可能な期間と地域であれば特別な許可なく捕獲できるようになった。新たに狩猟鳥に加えられたのには、全国で70億円を超すとされる本種による農林水産業被害に拠るところが大きいが、本種の形成するコロニーにより、その周囲の生態系がかく乱されるのを防止することも重視されたようである。
しかし江戸時代以前から本種はその肉にも羽毛にもたいした利用価値は無く、現在もその状況は変わらないので、狩猟鳥になったとてハンターが積極的に本種を狩猟するかどうかには疑わしいものがあり、ゆえに狩猟による個体数の減少を期待するのは見当違いである、といった意見もある。ただし、狩猟鳥となったことで被害を理由とした駆除の許可を得やすくなったことは確かである。
一方、愛知県知多郡では古くに糞が農業肥料用に重用され、町の財源を潤した。その代価で小学校が建設されたこともあり、現在でもカワウは町のシンボルである。美浜町の繁殖地「鵜の山」は国の天然記念物。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
この鳥は河口付近や浅海域でも普通に見ることができるようです。
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